室内と庭がつながる大きな開口部。
その足元に、石と雑木で風景を据えていく。
今回の現場は、建築との距離感を丁寧に測りながら進める繊細な作庭でした。
石の据え方ひとつで、空間の重心が変わる。
木の向きひとつで、光の入り方が変わる。
だからこそ私たちは、図面だけに頼らず、
その場の空気を読みながら建築との調和を探っていきます。
そして、設計者とも現場で対話を重ねながら、
建築のラインや室内からの見え方を確認していく。
「この石は、室内からどう映るか」
「この枝は、光をどう受けるか」
意見を交わし、その場で微調整を重ねることで、
風景は少しずつ整っていきます。

作り手だけで完結させない。
建築と想いを重ねながら、空間に静かな奥行きをつくる。
たとえ設計を担っていない現場であっても、
私たちは常に“設計の目線”で庭に向き合います。
光の入り方。
風の抜け。
室内からの視線の高さ。
建築のラインと余白。
普段から設計と施工の両軸で空間構成を追求し、
モダニズムの思想と建築の文脈を理解した上で
細部までしつらえているからこそ、
その一石、その一枝に意味を宿すことができる。
施工だけでは辿り着けない風景。

設計思想を持つからこそ仕上がる静けさ。
派手さではなく、
静かに、永く、美しく。
完成したとき、そこに現れるのは
「つくった庭」ではなく、
“もともとあった緑が建築とともに呼吸する風景”です。
FJ JAPANは、
自然を芸術のようにしつらえ、
暮らしの中に緑の余白を届けます。
